その年の夏ツーリングは,ことの他天気が良くて、富士山頂もよく見えていた。今までは、残念な心を残しながら山を下っていたが、その年は決行した。

富士山スカイラインから新五合目を目指す。(当時は有料道路だった。)登り始めてすぐ、CBR400Fのゾーユーが「ダメだ、全然フケない、下で待ってる」と山を下り始める。残りのバイクもエンジンをボコボコ・プスプスいわせながら新五合目へ。

「なんか富士山て遠くから見たほうがキレイだ」とか「岩ばっか」だとか「人が豆粒みたいだ」なんて言いたい事言った後、山を下ることに。

準備のイイ奴から先に降りてゆく、オレも降りようとして何気に後ろを振り返ると。なにやらあわただしい雰囲気が、「どーしたの?」と聴いたら 「U−ASAさんのセロー、パンク」と返事が、「へっパンク?何で」

見ちゃったものはしょうがない、残ってる何人かでパンク修理手伝う。でもさ、ここ新五合目だよ、空気薄いって。みんな交替で空気入れを押しまくったけど、体もたないって、ゼーゼー言ってたもん。

先行して山を下っていったが俺らがなかなか降りてこないので心配になった奴らが何人か戻ってきたら、みんな「救助隊だーっ」って大喜びで代わってもらったよ。

でもさー、普通,富士山の新五合目でパンクするかい。

ジャッキなんか無くて、ほんと大変だったんだから、笑い事じゃないよなぁ。
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