俺は晴れ男!
俺が雨男かよ!
小布施へGOだっ
温故知新とは
紅葉とカレー
予定先は予想外
初乗り、初飛び
寝坊と野獣肉
猿だ鰻だ心太だ
 
 

JR野辺山駅『もしかして、俺が雨男かよ! 今回の』


4月半ばの桜の季節に信州から上州のかけてツーリングに行ったんだ。目的地は佐久市の内山牧場。そこでバーベキューの予定。参加車両は、GSXR-750Rのエスさん、GPz750Rのキダさん、VFR750Fのスズキさん、CB1000SFのスカル、CBR750スーパーエアロのフカイ、GSXR-1100のイケピー、Ducati 900SLのサカイさん、Zephyr1100のナッカー、CBR900RRのオグオグとRG500ガンマの俺の計10台。

朝6時に中央道の石川PAに集合。前日の天気予報では、「絶好の行楽日和になるでしょう」との事。洗車してワックスもかけてみんな目が輝いていた。俺もガンマにスガヤのチャンバーを入れバックステップも付けて気合満々。次の休憩場所の双葉SAまでそれぞれが自分のペースで走る事になり、いざスタート。

快調なペースも藤野PAを過ぎた辺りから雲行きが怪しくなる。上野原ICを過ぎると雨が降ってきた。それも半端じゃない大雨。みんなスローダウンして談合坂SAに緊急避難する。レストラン前のスペースで雨宿りしてると、次から次へと、何台もバイクがSAに入って来る。「みんな天気予報に騙されたんだな」と誰かがポツンと言ってた。

小1時間ほど時間は過ぎるが、まだ雨は降っている。イケピーは内山牧場にキャンセルの連絡を入れ、バーベキューは、パー。みんな気持ち的には「今日のツーリングは中止だ」と思っている。でもここは高速道路の上。ここに住みつく気が無い限り、次のICまで走らなきゃならない。ほんの少し雨が弱くなったのを見て、「談合坂から大月の辺りは、雨がよく降る所。そこを抜けても雨なら止めましょうよ」と誰かが言った。みんなその言葉を待っていたかの様に、ヘルメットを被りセルを回す。でも俺はキックを踏むんだけどね。

西へ向かって走り出すが、いつまでも雨は降り続く。河口湖方面への分岐手前の大月トンネルの辺りも、かなりの大雨で、「これじゃ勝沼ICでツーリングは終了だな」と俺は思いながら、そのIC手前の笹子トンネルへと先頭で入って行った。俺のガンマは元々がピーキーだからパワーバンドに入ってない時は結構扱い易く、雨の時もそんなにアクセルワーク気にしなくても済むんだよね。2車線の左側に観光バス、右車線にも観光バスが走っていて、上手くパス出来ない。そしてこのトンネルは居眠り防止の為か、路面がデコボコになってて、すげぇ走り辛い。でもどうにかしてバス2台をパスして前方がクリアになり、下りながらの右コーナーになってるトンネルの外の景色が見えた。「慎重に行こう」と思ってたら雨が降ってない全然降ってない。路面も濡れてない。思わず左手を宙に伸ばしガッツポーズ!嬉しくて後ろを振り向くと、何人もがガッツポーズをしてた。

雨が降ってないと4ストのオーバー750の独壇場だね。GSXR-1100のイケピーとCBR900RRのオグオグの飛ばすこと飛ばすこと!! 国内仕様のスカルのCB1000SFは後付したリミッターカットが不良で壱百六拾キロ付近で失速するから問題外。それ以外のバイクは弐百キロちょっとの辺りでモタモタしてた。俺のガンマはパワーバンドに入れて全開にするとガソリンの供給が追い付かなくなる仕様(なんじゃそれは)で、加速は凄まじいが、ずっとは全開が続かない変なバイク。そんな走りを見て刺激された訳じゃ無いらしいが、最大排気量タイのZephyr1100のナッカー(ドク・スダのイプタスチューン)が一気に加速して目の前に迫る観光バスをパスしようと中央の車線に踊り出た。その時バスも何故か中央の車線にレーンをチェンジして来た。加速状態から一気にフルブレーキング!! それを見ていた後続の奴らと抜かれた奴ら(俺もだよ)は回避行動開始! Zephyr1100のナッカーはフラフラと不安定になりながらどうにか体勢を立て直す。後から聞いた話では、結構ヤバイ状態だったらしい。その後Zephyr1100のナッカーはカッ飛ばす事は無く、俺も4スト勢に千切られながら、全員無事に双葉SAへ到着。

あんなに雨の中走ってたのに、どのバイクにも水滴が一滴も残ってない。上着もちょっと湿ってる位。風圧って凄いんだね。ガソリンを入れ、SAの売店で生まれて初めてハイウェイカードを買う経験をする。そのSAでZephyr1100のナッカーは知らない親父に話し掛けられて困っていた。そして何故かここでお土産を買う?な奴もいたぞ。小休憩の後、小淵沢ICを目指す。

八ヶ岳有料道路へと入り、目指すは清泉寮。「そこでソフトクリームを食べるんだ」と誰かが言ってた気がする。しかし又、災難が。目の前は辺り一面の霧。全然前が見えない。ヘッドライト点けてても何の役にも立たない。何度か訪れた事があるGSXR-1100のイケピーがバイクを止め、「ここ右折です」と言う。しかしすでにGSXR-750Rのエスさん、GPz750RのキダさんとZephyr1100のナッカーは真っ直ぐ霧の彼方へ消えた後。

ナッカーとZephyr右折しようにも目の前は霧ばかりで何も見えない。その霧の中からいきなり車が現れてくるから、えれぇ恐い。みんなで意味も無く左手でホーンボタンを押してプープー・ピーピー鳴らして右折した。清泉寮の駐車場を見て回るが、予想通りはぐれた奴らのバイクは無い。今はどうだか判らないけど、そこは山の中、当然携帯も圏外。どうしようも無いので清泉寮でお土産を買って、はぐれた奴らが来るのを待つことに。

清泉寮のホールでは胡弓が演奏されていた。曲名は 『昴』 「大陸的なメロディだから、胡弓にピッタリ」なんて思っていると。CBR750スーパーエアロのフカイは、何故か知らぬが 「うー寒い。うー寒い」を連発していた。もう待ちきれなくなった頃、今から向かう方角からZephyr1100のナッカーがやって来た。残りの奴らとも合流できて、一安心。

メルヘンチックな清里は、駅前に溜まった水溜りを弾き飛ばしながら一気に通過。郷土料理の“ほうとう”の店 『小作』 清里高原店で昼食を取った。冷え切った体を温めるため、注文を取りに来た店の人に、次々と“ほうとう”を注文する。しかしナッカーだけは何故か 『麦とろ飯』 を注文した。“ほうとう”は熱いので食べるのに時間が掛かる。ソッコー食べ終えて暇してたナッカーに、鍋に入っていたカボチャをあげたら、余りに熱くて口の中を火傷したらしい

JR最高地点の野辺山次の目的地は、JR最高地点の野辺山駅前。天候不良の為、誰もいやしない。石碑の前にバイク10台を堂々と並べて写真撮影。しかしカメラに三脚が無い。近くの無人の売店から箱を持って来て、セッティング。今度はカメラが遠くて、リモコンでシャッターが切れない。仕方なくセルフタイマーにしてナッカーは全力で戻ってきて、写真撮影は無事OK。

その後は141号をドンドコ北上する。佐久から254号(コスモス街道)に入る。何がコスモス街道じゃい!ずっと大雨だよ。途中の内山トンネルは真っ暗で、出口の向こうは霧と雨で真っ白。あの世が見えてるのかと思ったぞ。そのまま東へ走り、下仁田こんにゃくセンターでしばし休憩。イケピーは妙義山の桜が見たくて未練たらたら。もうこれ以上の雨は御免と、残り全員猛反対。ナッカーがシートバッグからおもちゃのバドミントンセットを取り出して歩いてくる。「何で、そんなの持ってんの?」 「内山牧場で遊ぶ予定だったから」 「じゃあ、ここで遊ぼう」と駐車場で遊んでいたら、入ってきた観光バスに思いっきりホーンを鳴らされた。その間フカイはここでも 「うー寒い。うー寒い」を連発していた。

その後は下仁田ICから上信越道に乗り、関越道経由で東京へ。もう何も起きない予定だったが、俺のガンマに取り付けたバックステップのナットが落ちて、リアブレーキが使用不能に。路肩にバイクを止めて少し戻ると、奇跡的にナットを発見出来た。後ろから走って来ていたオグオグは急ブレーキで止まり走り寄ってくる。「大丈夫だって、事故じゃないんだから」と言って、大急ぎで応急修理。その後、無事自宅へ。次の日にはバックステップ止めました。

一体今回の雨男は誰だったんだろう? ふと心に浮かんだ事は、「ガンマ納車の日、大雨」 「今回のガンマ初ツーリング、大雨」 その後大改造したガンマの初走りも、途中から大雨になったぞ。もしかして俺が雨男かよ!


この日のお馬鹿達の足跡。

中央道石川PA→談合坂SA(大雨で避難)→小淵沢IC→八ヶ岳公園道路→高根富士見線・八ヶ岳横断道路(霧・清泉寮)→国道141号佐久甲州街道(ほうとうの小作・野辺山)→国道254号・コスモス街道(内山トンネル・下仁田こんにゃくセンター)→上信越道下仁田IC→関越道三芳PA



俺が雨男かよ!』の先頭へ