俺は晴れ男!
俺が雨男かよ!
小布施へGOだっ
温故知新
紅葉とカレー
予定先は予想外
初乗り、初飛び
寝坊と野獣肉
猿だ鰻だ心太だ
 
 

川治ダム辺りの紅葉『紅葉とカレー、そして落ち葉とイガ栗』


11月半ばの日曜日、Zephyr1100のナッカー、SR400のマツ、RGV250ガンマのケン、RG500ガンマの俺。計四台で蓮田PAで待ち合わせる。以前にそのPAで野良猫を見た事があったので、その辺りを覗いてみるが、その日は会えなかった。まずは眠気覚ましに東北道を宇都宮ICまで一気に走り抜ける。ちょっと風が冷たいが、真冬のツーリングと比べると全然平気。宇都宮ICで小休止の後、日光宇都宮道路を走り、今市ICで降りる。

ビリでゴールする俺今市の日光江戸村へ到着。でも、目的地は江戸村の向かいにある 『巨大迷路 パラディアム in 鬼怒川』 ツーリングの計画を立てている時に目的地へ向かう途中や目的地の近くに迷路が有る事が判ると、ルートに組み込み絶対に行ってしまう。そして必ず勝負してしまう。1〜2分間隔で1人づつ迷路に入って、出てくるまでの時間が一番長い奴が負けで、全員に缶ジュースを奢るのがルール。たかが缶ジュースだけど負けるとメチャクチャ悔しい。そして俺がよく負ける。迷路は好きなのに感が鈍いみたい。当然のごとくその日も俺の負け。秋のツーリングで少し厚着してたので、歩き回る内に大汗をかいてしまった。

迷路勝負の後は売店をひやかす。今市の辺りは、多くのアミューズメントパークがあって、チラシやパンフが何種類も置いてあった。その中で目にとまったのは“本格的ゴーカート”の文字。キャッチコピーの 『本格的な走りを体験しよう』 には凄く興味を引かれたけど断念した。だって行ったらツーリングがそこで終わりになる事は火を見るより明らか。勝負、勝負の繰り返しで一日が終わったと思う。

吊り橋と通行制限の看板俺らなりの次のアミューズメントは“吊り橋”。藤原町を流れる鬼怒川に架かっている小さな橋。バイクを止め、川の方に歩いて行くと看板に『通行制限 危険につき10名以上の通行を禁止します』と書いてあり、その先に吊り橋はあった。まずは写真を撮り辺りを歩いてみるが「景色は良いけど、何かつまんないね」みたいな雰囲気になってきたので「さぁ、次行こう」って戻ろうとしたら、団体客が歩いてくる。どう見ても10人以上いる。「これって」みんなの期待感が膨らむ。でも何にも起こらなかった。そりゃそうだよ。この吊り橋、金属で出来てるんだもん。きっと俺らみたいなお馬鹿がはしゃがないように看板をたてたんだろうな。

ガンマと紅葉段々と渋滞が酷くなってくる。この辺りは紅葉が有名だから仕方ないけどね。我慢して走ってると、車は“日塩もみじライン”の方へ曲がって行く。渋滞を抜け出した俺らは川治ダムの辺りでバイクを止めて、赤や黄色に色づいてる紅葉などを眺めてツーリング気分に浸った。都会じゃ絶対見る事が出来ないと思う位に、目の前の山々全部が色濃く、そして色んな色で飾られていた。

渋滞もなく快調に進む俺らは、高原の中を走る道をグングンと上って行き大笹牧場に到着した。レストハウスへ向かい、昼飯の時間だ。俺の前にいたマツが、「さあーて、何を食おうかな?、んーと俺はカレー」と言った瞬間、俺の右手はマツの頭を思いっきり叩いていた。「人の話、聞いてないのか?今日は牧場でバーベキューだって言っただろ。何でこんな山の中でカレー食うんだよ」と思いっきり突っ込んだからね。

バーベキューのセットには『取れたて牛乳』がついてた。でも俺は牛乳がダメ。飲んで山の中で腹をこわすのはカンベンだから、マツにあげたら一気に2杯飲んで 「うっめぇー」と叫びやがった。代わりに俺はビールをちょっとだけ頂いた。

大笹牧場の牛アルコールが抜けるまで牧場を散策した。牧場だから当然牛がいる。囲いの中にいるんだけど、何故か手を振ったり声を掛けたりすると、寄って来る。それも何頭も。ずいぶん遠くからやって来た牛もいたぞ。何気に草を抜いて差し出すと、食う。また差し出すと、また食う。別の牛も食べたがる。「草なんてお前の足下に、いっぱい生えてんじゃねーか」と、ここでは牛相手に突っ込みを入れて大笑いした。何故かちゃっかり食べる山羊もいたぞ! そしてケンは草原に突き刺さってるポールを必死で登ろうとしてた。何が彼を駆り立てたんだろう? もしかして狂牛病か。それは意味が違うだろ。

続いては、最後の目的地の足尾銅山へ向かう。心の中では「きっとたいした事無いんだろうな。伊豆の土肥金山とタメかな?」なんて思いながら霧降高原道路へ、「高っけぇー。920円もすんのかよ!」 紅葉景色の中を走り、日光を一気に抜け、足尾銅山へ。まずはトロッコ電車に乗って坑内へ入っていく。でも100メートル位走ったらもう終点 「おいおい」 中は薄暗くてそれなりの雰囲気を出していた。でもナッカーは強力なライトで前を照らして歩いてたぞ。何故かブラックライトで照らされた通路があり、ケンのフリースのネックウォーマーに付いてた埃が白く光ってた。気付いたケンは「ウワッ!汚ねえ」と大騒ぎ。でもやはり伊豆の土肥金山とタメでした。

その日は全体的にゆっくりしたペースのツーリングだったので、もう陽が落ちかけてる。帰路の事まで考えて無い、いい加減な計画だったので、どうするかまずは相談。でも俺とナッカーで決めるんだけどね。目の前を走る国道122号でひたすら東京を目指す案は、流石にそこまでお馬鹿じゃないので、即、却下。走ってきた道を元に戻って、日光から宇都宮経由の案は、同じ道を極力通らないポリシーがあるから、それも却下。国道122号でオ○ムで有名になった草木湖の横を抜けて桐生方面へ抜ける案は、道がかったるそうなので、これも却下。残るは目の前の柏尾峠を通って栃木ICを目指すルートのみ

峠道を楽しみに走り出した。峠が始まったかと思ったら、すぐ綺麗に舗装された道に出た。「つまんないぞ」と思ってたら本格的な峠道が始まった。「げっ!落ち葉とイガ栗が道に一杯落ちてる」最初のうちはわざと落ち葉に乗ってリアを滑らせて遊んでいたけど、あっと言う間に日が暮れて真っ暗になっちまった。当然灯りなんか無い。わざとじゃなくても落ち葉に乗ってリアが滑る。前を走るナッカーがはじき飛ばしたイガ栗も飛んでくる。「俺も後続の奴にいっぱいはじき飛ばしてるんだろうな」と思いながら幾つもコーナーをクリアして行く。しばらく前から気になっていたけど、コーナーの度ごとに小さな看板が立っていた。「もしや?」と思って注意して見ていたら、数字が書いてある。その数字がコーナーが現れる度に、1つずつ減っていく。「やっぱりそうだ!コーナーの数だ。まだ60以上有るぞ!!

真っ暗な中、前を走るナッカーのZephyr1100のテールライトが一定間隔で赤く光るのをボーっと見ている内、何時の間にか注意力が散漫になってたらしく、一際大きくテールライトが光る。「やべぇー!ボーっとしてブレーキ掛けるの遅れた。カマ掘るぞ」と思ったらテールライトが右に消えていく。目の前の暗闇には俺のガンマが照らすガードレールが見えていた。一瞬の内に頭の中で「突っ込む=入院するかも」「急ブレーキ=落ち葉でこけるかも」 でも体が先に反応した。ガツンとブレーキを掛け、思いっきり右へバンクさせたら何事も無くコーナーをクリアしちゃった「あー良かった。良かった

「これからどうなるんだろう」と考えてるうち、コーナーの看板の数字もやっと一桁になり、どうにかなだらかな道に出た。幾つかの集落を抜けると栃木IC方面への道と鹿沼IC方面への道の交差点へ達っした。先頭のナッカーも判断に迷ったらしくそこで停車した。「どうする?」 「どうしようか?」 「こっち真っ暗だなぁ(栃木ICへ抜ける道)」 すぐ近くの大きな看板に地図が描いてあったので、それを見てから決めようという事になった。足尾銅山で活躍した?ライトをナッカーが看板に当てる。「また峠道があるのかよ」 その名も 『大越路峠』 凄げぇ名前。諦めてルートを変更しようと思ってた矢先、一台のバイクが峠から降りてくる。カワサキのZX-10だっ! 「大丈夫。大丈夫。あれが通れたんならOK」 みんな勇気が湧いてきた。名前の割にはたいした事も無く無事栃木ICへ。ケンは今から横浜まで帰る。ヒェー。

地図を見ただけじゃ判らない事ばっかり。ちゃんと計画立てなきゃね。


この日のお馬鹿達の足跡。

東北道蓮田PA→日光宇都宮道路今市IC→国道121号会津西街道(迷路・吊り橋)→川俣温泉川治線(川治ダム)→県道青柳今市線(大笹牧場)→霧降高原道路→国道119号・日光街道→国道122号(足尾銅山)→鹿沼足尾線(柏尾峠)→栃木足尾線(大越路峠)→東北道栃木IC→東北道蓮田PA



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