俺は晴れ男!
俺が雨男かよ
小布施へGOだっ
温故知新
紅葉とカレー
予定先は予想外
初乗り、初飛び
寝坊と野獣肉
猿だ鰻だ心太だ
 
 

『古きを訪ねて、お馬鹿さを知る。温故知新ツーリング』


稲荷山古墳ツーリングでは色々な場所を待ち合わせに使う。例えばコンビニ、ファミレス、ファーストフード店、高速のPAやSA等々。この時の待ち合わせもファミレスだったけど、場所が特定されてなかった。環8を北へ向かい、目白通りの交差点を過ぎると笹目通りと名前を変える。その道の一番最初に左に有るファミレスで待ち合わせ当然店名も住所も不明。一番に着いたと思う奴は駐車場の目立つ場所にバイクを止めておく事がルール。待ち合わせからして何かのゲームのよう。時間は、確か朝の8時位だったと思う。

でも参加予定の4台はちゃんと集合できた。CB750FBのスカル、エリミネーター400SEのナッカー、VTZ250のオッチー、VF400Fインテグラの俺。ツーリングの目的地は埼玉県の行田市に有る 『 さきたま古墳公園・風土記の丘』と同じ市内の『忍城アスレメイズ』そして群馬県の薮塚本町の 『三日月村』の3ヵ所。名付けて 『温故知新ツーリング

群馬まで行くというのに、お馬鹿な奴らは国道17号をひたすら北上して、まずは最初の目的地の行田市を目指す。スカルは行先も知らないまま参加したから 「古墳を見に行くんだ」と言ったら呆れ顔をしてた。第一の目的地 『 さきたま古墳公園・風土記の丘』へ到着。俺は稲荷山古墳から発見された 『金錯銘鉄剣』 を見たくて無理やりルートに入れたんだ。俺とオッチーは、「へえー」とか、「何て書いてあんだろう?」とか言いながら興味津々でガラスのショーケースに顔をくっつけるようにして見ていた。でもナッカーとスカルは全く興味なし。会場の隅の椅子に腰掛けて「早くしろ」と言いたげ。バイクをそのまま駐車場に置いたまま、取入れが終わった田圃の間を通っている道を歩きながら、その当時の人気深夜TV番組 『夢で会えたら』のタキシーズやポリスマンのギャグを真似し、大笑いしながら『忍城アスレメイズ』へ向かった。

忍城・アスレメイズそのアスレメイズはサッカー場くらいの広さが有る迷路で、今まで行った迷路の中じゃ1番広い。パンフに 『城攻め』 と書いてあったのは嘘じゃなかった。普通の迷路では衝立で仕切られた通路を歩くだけなのに、ここは、水が張られた池や堀まで有り、その上には浮島があって、それを越えて歩いたり、縄で作られたトンネルやジャングルジム風の迷路まであった。極めつけは出口直前にある真暗な部屋の迷路。オッチーは何度入っても同じ場所から出て来るので、半泣きになってた。バイクを置いてある駐車場に戻る道でも『夢で会えたら』のミドリやガララニョロロのギャグで大笑いした。その時はすごいブームだったからね。

そして最後の目的地の 『三日月村』へ。迷路の辺りは良く言えば田園風景だったのに、どんどん田舎の風景になって行く。おまけに道に迷ったらしい。何の目印も無いんだもんな。目の前にはこんもりとした山と大量の案山子が並んでいるだけ。地元の人に聞くと『案山子祭り』だったらしい。目指す三日月村はそのこんもりとした山にあった。

これが文銭

三日月村三日月村は笹沢佐保の小説 『木枯らし紋次郎』を元に、江戸時代後期の町並みを再現したらしい。入場料を払うのと同時に換金もする。三日月村は円じゃなく文銭(寛永通宝もどき)しか使えない。でも100円が1文なのはちょっとレートが高くないかい? 50円の単位が無いから、食べ物やみやげ物がやけに高く感じたぞ。面白いのは、時代がかった所に行くと、何故かみんな 「殿、こちらへ」 「かたじけのうござる」 「立派でござるな」とか言うんだろう? 当然俺らもそこにいる間はずっとその調子でしゃべってたよ。忍者屋敷で感心したり、平衡感覚がおかしくなる蔵で大はしゃぎしてたら、日が暮れかけてたので急いで帰り支度をはじめたが、準備が終わった時には真っ暗になっちゃった。まさに秋の日は釣瓶甕落としでござるな

最後の休憩ここは群馬県、自宅は東京。そこまで下道で帰る。ひぇー遠い! ここへは迷った挙句たどり着いたから、帰り道がよく分からない。まずは利根川を目指すことに。真っ暗な道をナッカー、スカル、オッチー、俺の順で走る。俺がバイクのヘッドライトをわざと消したら前を走るオッチーがビックリして振り返る。その瞬間、ライトを点けて近づき 「ビックリした?」って言ったら、オッチーは俺の意図に気付いたらしく、今度は2台でヘッドライトをオフ。先頭を走るナッカーがバックミラーに映るライトの数が1台しかないので何事かと振り返ると2台同時にライトをオンオッチーと大笑い。今思うと子供みたいだ。でも真っ暗な中、ヘッドライト消して走るのはすげぇ恐かったんだよ。それにしても群馬までの往復をよくもまあ下道だけで走ったもんだ。元気元気。朝待ち合わせたファミレス近くで最後の休憩をして解散。

割引優待券そして月日は流れて数年後に俺とナッカーとスカルの3人でもう一度この忍城アスレメイズに行ったんだ。無期限の割引優待券も持ってたしね。万が一営業してないと大変だから、ツーリングに行く前の週の水曜日に迷路を営業してるタコ商事という会社に電話で確認したら、「やってますよー」と返事をもらった。期待に胸を膨らませて高速まで使って行った所、迷路の前に着いても音楽は流れてないし人気もない休みじゃない事は確認済み。訳も判らず正面に回ってみると、一枚の紙が張ってある。迷路はつぶれてた。狐に摘まれた気分の3人は呆然。たった3日間の間に何があったんだろう? その無期限の割引優待券は今でも持ってる。それも2枚もね。


この日のお馬鹿達の足跡。

笹目通り→国道17号・新大宮バイパス→行田蓮田線(さきたま古墳・迷路)→国道17号中仙道→国道407号→国道122号→足利伊勢崎線→太田大間々線(三日月村)→足利伊勢崎線→国道122号→国道407号→国道17号中仙道→国道17号・新大宮バイパス→笹目通り


全国の迷路」に『忍城アスレメイズ』の事が載ってます。


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