2001-4-22 『2001年宇宙の旅』 2001:a space odyssey 新世紀特別版

今から33年も前になる1968年発表の作品。日本では1969年が初上映で、俺が見たのは一回目のリバイバル上映だったから1980年の事になる。

時代を超えた作品だといわれている。確かに上映当時やその10年後のリバイバル上映時にはCGなどまだ無い時代で、4年という膨大な時間とそれなりの制作費をかけて作り上げられている作品なのは良く判った。

しかしヴィジュアル的にはCGを使って同等の作品を見ることが出来る今では、アナログのみで作られたこの映画に対して「初めて見た時はビックリしたな」「今思うとすげぇ事やってたんだ」というのが正直な感想だ。セリフが少なすぎる事と『美しき青きドナウ』が流れる中のんびりと動く映像をロングカットで見せる手法にもそれは言える。今は時間の流れ方の感じかたも上映当時とは違うからね。

ただし内容的には“スタンリー・キューブリック”と“アーサー・C・クラーク”の2人以外には適切な説明は出来ない位難解というか哲学的なメッセージは今でも斬新かつ新鮮に思える。初めて見た時は感動を友人に上手く伝えることが出来なかったのは当然の事と思える。今回の上映に際し俺なりの折をつけて一応の納得を得ることが出来たけど他人に対してはそれは当て嵌まらないだろう。

映画のクライマックスはドラッグムービー風の作り。最大の効果音は息づかい。コントラストの強い白い部屋や息を呑まずにいられない程の美しいラストシーン。「傑作なのか?異端なのか?または時代のアダ花なのか?」こうゆう話が上映されるたび繰り返されると思う。この事に関しては確かに時代を超えた映画である事は確かだと思う。

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