2002-6-9 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』 (1回目)
STAR WARS EPISODEU ATTACK OF THE CLONES

『エピソード1/ファントム・メナス』から3年。試写会の招待状が届いてから9日。東京国際フォーラム・ホールA入口に到着してから7時間。入場券を手にしてから3時間。開場してから1時間。結構前の方の座席に着いてから15分。何枚も葉書を出してくれた、俺と何時も一緒にいる『ジャー・ジャー・ビンクス』大好きな人、有難う。感謝、感謝です。

PM8:00客電が落ち、オールドタイプの20世紀FOXのロゴとファンファーレが流れると会場は拍手と歓声に包まれた。続いて金色に輝くルーカス・フィルムのロゴが映し出され、『STAR WARS』黄色のロゴが映し出されると、もう興奮は最高潮へ。そして真っ暗な宇宙空間をバックにオープニングロールが映し出されると会場は一気に水を打ったように静かになった。いつも思うんだけど、あんなに小難しい英単語を並べ、難しい英文を作るもんだよね。

“スター・ウォーズ”サーガと呼ばれる、このシリーズの新作が公開直前になるとCGの見事さや映像の素晴らしさが評判にあがる。クラシック3部作のオリジナル版も公開当時では驚くほどレベルの高い作品で、十分ビックリはしたんだけどね。そのクラシック3部作の『スター・ウォーズ《特別編》』を見た時に、サウンドの凄さに圧倒されてしまったんだ。だからそれ以来、新シリーズは音響設備が整った会場で見ることにしてるんだ。当然スクリーンもシネスコサイズである事は当然だけどね。

今回の試写会場が『エピソード1』の時と同じ東京国際フォーラムなので音響の心配ないし、スクリーンも多分OKだろうと思っていた、何よりも『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』を1ヶ月以上も早く見られるんだもん、これ以上の贅沢は言えないよね。

銀河の中心コルサントを全開で駆け回る2台のスピーダー(これも一応カーアクションかな)が奏でる音、ライトセーバーから発せられる音、ジャンゴ・フェットのジェットパックから噴出す音、ジオノーシスでの戦場に響き渡る音、その他もろもろ含めてサウンド面では大満足でした。場面転換の切り替えもテンポがよく、飽きることなく、一気に見られる作品となっていた。ちょっとベタなハプニングもスター・ウォーズが元々持っていたテイストの1つだしね。『エピソード1』では物足りなかったユーモラスなカットもふんだんに挿入されていて、見ている間ずっとワクワクのし通しだった。

アナキン/ヘイデン・クリステンセンとアミダラの恋愛シーンは頂けないというより、同じ事を何度も繰り返すから「もう、分かったよ」という気分になる。ルーカスはラヴロマンス苦手そうだしね。アナキンがベイダーと同一なのは観客全てが知っている事で、あえてそれを強調する為に、まだパダワンのアナキンに黒いマントを着させていた。そして見事に堪え性の無い青年に育っていたね。あそこまで極端に描かれているとは思わなかった。俺はそれよりも子供の時はストレートヘアーだったのがクルクルの天然パーマになってた事の方が気になった。これもフォースの力かな?。ミディ=クロリアン値の事は全く触れてなかったけど、一体どうなったんだろう?。

シリーズを重ねるに連れて、1つの時間軸を中心として離れた場所で物語が進行して行く設定は、ルーカスの得意とする手法になった様で、今回は一層磨きが懸かり、カミーノ・ジオノーシス・コルサント・タトゥイーン・ナブーと銀河の遠く離れた星々で同時進行していた。嵐が吹きすさぶカミーノを“雨の惑星カミーノ”とか“嵐の惑星カミーノ”なんていう名前にしていたらもっと『スター・ウォーズ』ぽくて良かったのになんて思った人は多いと思う。あとジオノーシスもね。そのカミーノでのオビ=ワン・ケノービとジャンゴ・フェットの戦いは、ビジュアル面、サウンド面、アクション面の全てにおいて見応えがあり、心の中で「おおー」と叫んでしまった。ユアン・マクレガーはしっかりと役を作り上げていたね。前作で見せた馬鹿っぽい笑いは無くて、堅い口調で話しをし、落ち着いた雰囲気を出していた。クラシックの時のアレック・ギネスを彷彿とさせていた。まぁマスターになってあの笑い方じゃねぇ。余談だけど、オビが宇宙空間での移動手段で乗っていた“ジェダイスターファイター”にそっくりな船が“ウルトラマン”か“セブン”に登場してた記憶がある。

前作の不評から意図的だと思うけど、ジャー・ジャー・ビンクスは大人しくなっていて、影が薄かったのがちょっと寂しかったな。我が家では結構人気者なのに・・・。その代わり立派な衣装を纏い、『エピソード1』ではアミダラがそうだったように、今回はジャー・ジャーが共和国の未来について議会で提案する重要な役になっていた。しかしそれは『エピソード1』と同様、パルパティーンの策略に填まってしまう訳だけどね。でも10年振りにアナキンと再会したんだから少し位ははしゃいでも・・・とういのは贔屓目過ぎるかな。もしかしてグンガン族は、ある一定の年齢に達すると思慮深くなる性質を持ってる・・・そんな事無いか。

ジオノーシスの戦いのシーンはシリーズの中で一番激しいものだった。近い将来敵同士になるジェダイとクローンが一緒に当面の敵と戦っているんだ。そんな場面を見ていると、複雑で感慨深い思いが浮かんだりしてた。R2-D2が階段を登るシーンにも驚いたけど、宙を飛ぶシーンは今回最高のエポックだった。流石シリーズ通して一番頼りがいがある男、やってくれます。

メイス・ウインドゥとヨーダは噂通りにメチャ強です。ウインドゥは向かう所敵無しで、切って切って倒しまくり。ヨーダは戦闘モードに入った顔が『ハンニバル』のレクター・ハンニバル/アンソニー・ホプキンスにソックリ。体と同様小さめのセーバーをブンブン振り回し、クルクルと回転しながら宙を舞うんだ。唖然としました。

タトゥイーンでアナキンが怒りを顕にしフォースが乱れる所や、アナキンが右腕を切り落とされるシーンはもう少し作りこんで欲しかった。直前にベタでユーモラスなシーンが挿入されているんだから、もっと奥深いものであって欲しかった。『帝国の逆襲』でルークが腕を切り落とされる時と同じくらいにね。そして同じ様に何か新事実が告げられると期待していたんだけど、意外とアッサリで、肩透かしを食らったよ。ここだけは凄く不満なんだ。

謎がハッキリしたのは、ダース・シディアスがダース・パルパティーンとやっと呼ばれた事と、ボバ・フェットの正体が分かった事くらい。パルパティーンはある意味公然の秘密のようなものだから今更の感じだよ。それよりアナキンの父親は誰?C-3POの足は?クワイ=ガン・ジンの霊体は?こっちの方が知りたかったんだけどな。 まだまだ書き足らない所や解らない所(チューバッカとジャバを見付けられなかった)も有るけど、前売りのチケットをもう何枚か買ってあるので第2回・第3回と書いていくつもりなので今回はここらで終わります。


試写会場のロビーでは、今までのシリーズに登場したキャラクターに扮したコスプレーヤーがいて雰囲気を盛り上げていた。俺もあっちこっちと移動して愛用のカメラで写しまくりました。それにしても『スター・ウォーズ』の上映の前に流した映画の予告編がトム・クルーズ主演の『マイノリティ・リポート』でガックリ。いくら親友のスピルバーグが監督だからって、盛り上がってたテンション一気に下がってしまったじゃないか。

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