2003-12-14 『マトリックス レボリューションズ』 THE MATRIX REVOLUTIONS

11月5日の世界同時刻上映の前から前売り券と、ぴあで当選したタダ券を既に手に入れていたが、色んな事が起こって見に行く事が出来なかったんだ。この時期になってどうにか見に行ける時間を作る事が出来た。

今日はぴあのタダ券で見る事にした。その劇場は有楽町に有るのに、何故か別の街の地名が劇場名に付いてるんだ。そしてその劇場は全席指定ではないので、開演前に久し振りに並んだよ。でも開場前に通路に並ぶって、その間の時間が無駄というか無為な気がするなぁ。

『リローデット』であれだけの謎を残したのに、冒頭からいきなりの新キャラクターの登場で唖然としたぞ。インド人風のラマが言った「内から外へ運ぶにはトレイン・マンに頼むしかない」は???だ。内から外って、マトリックスから現実の世界へって事なの?分からん。それとマトリックスと現実世界の狭間もよく分からんぞ。「この世界では俺が神だ」と言ってたトレイン・マンもエグザイルとしか思えない。だとしたらエグザイルの数だけ幾つでも世界が出来てしまうんじゃ無いの。

オラクル役の女優が変わるので役付けの面でも変化があるらしいって事は知っていたから別に驚きはしなかったけど、もう少ししっかりした説明が欲しかったよね。映画の中ではすごく重要な事だと思うけどなぁ。

メロビンジアンに会いに行く時、セラフに向かって「翼を持たない天使セラフ」って言ったけど、『翼を持たない天使』って何さ、どういう事。もしかして初登場の時からセラフは『翼を持たない天使セラフ』って呼ばれてて、単に翻訳してくれてなかったのかな?それとも『セラフ』が『翼を持たない天使』って意味なのかね。古い宗教画に描かれてる天使には翼が無いという事を聞いた事がある。それ位古いプログラムって事を表しているのだろうか。

モーフィアス、トリニティー、セラフそしてメロビンジアンの手下が銃を突きつけ合うカットはまんま香港映画だったね。直後のアクションとガン・シーンは見ていてすごく興奮する作りになっていたけど、メロビンジアンとパーセフォニーは一体何者だったんだよ!!思わせぶりなネーミングとキャラクター付けをされていたので気になっていたのに何の解決もないとは。

モーフィアスの影の薄さに比べてナイオビの格好良さは痺れました。ハマー号の運転席に座って上着を脱ぐと性格まで一変するし、船を手足のように振り回し、しゃべり方も男らしいぞ! ここでもナイオビという名前から想像してた事とは違ったけどね。襲い来るセンチネルと戦うハマー号の船内では多くのクルー達が迎撃してたよね。3船のクルーが乗船してるからあれだけの戦いが出来たはず。それを考えるとモーフィアスのネブカドネザル号の4人って少なすぎるよね。『マトリックス』の時はモーフィアス・トリニティー・ネオ・サイファー・ドーザー・タンク・マウス・エイポック・スイッチと9人もいたぞ。

「一体どうなっちゃうんだろう」と思う位の数のセンチネルが侵入し、ドリルはもっと下の階層まで侵入しようとして穴を開け始める。対するキャプテン・ミフネ(巨人の星の星一徹ソックリ)が指揮するAPU部隊のザイオンでの孤軍奮闘の戦いのシーンはすごいよね。スクリーンに釘付け状態だった。それにしてもAPUは乗り心地が最悪そうだ。照準機は無いから勘で撃つしかないし、人を守るプロテクターが何も無いから危なすぎ。

ドームに穴が開きセンチネルが侵入してくるシーンは『新世紀エヴァンゲリオン』で、迎え撃つAPUはガンダム、エイリアン2のパワーローダー、そしてパトレーバーを彷彿とさせるよね。流石日本アニメ大好きのウォシャウスキー兄弟ですな。それにしても侵入してきた機械のセンチネルの動きが、あたかも意志を持った様な動きで、その動きが余りにも禍々しく、ザイオンの破滅の日を予感させるには十分だった。

ネオが現実世界でも力を発露させる事が出来る(目が見えないのにスミスをプログラムとして見る事が出来た。マシン・シティーまで迷うことなく辿り着き、センチネルを破壊する)事の理由が今イチ分からん。そしてマシン・シティーって何よ。またここで新たな謎の登場だ。何となく劇中で説明されてた様には思ったけど、確信が無いし自信も無い。つまりはこれもよく分からないって事なんだよね。おまけにマシン・シティーへの侵入方法が高々度から一気に突っ込む事とはね。一歩間違えば死ぬのは自分の方だぞ。雷雲轟く雲を抜けた後に見えた空は、マトリックス・シリーズ初の現実世界の空で、トリニティーに未来の確実さを感じさせる存在の様に思えたよ。そのマシン・シティーで登場した、ウニの機械みたいな奴は何者?マシン・シティーの主みたいな存在なのは分かるけどさ。

ネオとスミスが表裏一体なのは予想通りだったし、雨中の戦いの後スミスが破壊されるシーンもそれなりに納得出来たよ。プログラムからの制御を一切受けないスミスはマトリックスの監視も受け付けないアノマリーな訳だから、監視プログラムのオラクルには何処にスミスが現れるか分からないんだ。確かな事はネオの前には必ず現れる事と自分の体を欲しがっている事。一旦スミスを体に乗り移させてスミスとしてネオと戦う。オラクルの力を得たスミスが戦いの舞台(街)を作り上げる事が出来るのは当然だし、戦いの終わりにネオが倒れているのを見たと言うのもオラクルの力である事は当たり前の事。その戦いの中でネオが気付くようなメッセージを予め伝えておく。ネオはそれに気付きオラクルと同様にスミスの侵入を許す。その時にオラクルも同時にネオに移動してネオの力と1つになりスミスを倒す事が出来た。多分これで合ってると思うけど、どうですかね、ウォシャウスキー兄弟。

ラストシーンはちょっとユルユルの感があった。初めてセラフは笑い顔を見せたけど、どうしても拍子抜けの感は否めない。でもヲタクのウォシャウスキー兄弟がネタに困ったとは思えないし、もっと何かが有りそうな気がするんだよね。まだまだタダ券と前売り券があるので、また来週見に行きます。

『映写室から』TOPへ