2005-8-5 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』 STAR WARS EPISODEV REVENGE OF THE SITH (2回目)

スターウォーズ

俺は今は夏休み中。しかし太陽が昇っている間はあまりにも暑くて外に出る気は全く起きないよ。少しは暑さがおさまる気がする夕方にシネコンへと足を運んだ。1番広い会場だが、客は1/4程の入りだ。いいねぇ平日は。ゆったりと見る事が出来るよ。

2度目になると平常心で見ることが出来た。そのお陰で1度目には見えなかった物や勘違いしていたカットに気づく事が出来きましたよ。


初めて見た時は、興奮と迫力で冒頭の戦いのシーンでは2台のジェダイ・スター・ファイターが目まぐるしく動くから、目が追い付いていかないと思っていた。でも2度目にじっくりと見ると、ジェダイ・スター・ファイターは、ゆったりというか流れる様な動きをしてたんだね。目まぐるしく思えたのはカメラ・ワークだったんだね。共和国軍の戦闘機が破壊されるカットで、空中を人が飛んで行くのまで見えましたよ。

そしてグリーバスは戦艦を自爆させてなかったね。全くの勘違いだったよ。戦艦が2つに折れたのは、砲撃されたダメージの為だったよ。全く何見てんだか。

エピソード1〜3を見て思ったのは、スター・ウォーズの舞台となってる銀河は文明の進み方が変わってるね。宇宙空間を苦も無く移動出来るほどの高い文明を持っているのに、武器の発達が遅れてると思う。

ジェダイの武器がセーバーなのは物語のベース的な事だから良いとしても、戦いが全て接近戦なんだよね。遠くにいる敵を見つけ出すレーダーや遠くにいて姿も見えない敵を倒す武器(例えば、長距離巡航ミサイル)のような物は全然出て来ない。戦艦同士が並んで砲弾を撃ち合うんだもんな。海賊船の戦いだよ。これじゃ。

やっぱり千年以上も大きな戦いが無く平和な時代が続いてたから武器の発達が遅れたという設定なのかな? だからエピソード4でのデス・スターのレーザー砲が脅威的な武器として描かれていたんだと勝手に思ったよ。


今作のR2-D2はかなりうるさかったなぁ。叫び声をあげ続けて走り回るんだもん。そりゃ、敵のドロイドも蹴りを入れたくなるわなぁ。オビから渡されたコムリンク(携帯電話風)から声がガンガン響いてドロイドに見つかりそうになるシーンで、R2-D2が自分の体の中に隠してしまうのね。だからオビの声がくぐもって聞こえてたんだ。1回目の時には全然気づかなかったよ。

そうだったんだとは思ったけど、声が全く聞こえなくなるんじゃなくて、くぐもって聞こえるという事は、R2-D2の気密性が高くないって事? それとも共鳴性が高い金属を使ってるって事かな? まぁ、どうでもいい事やね。


手首切り落としがジェダイの必殺技のように何度もあったけど、日本刀の鍔の様な物が付いてないセーバーで遣り合えば、手首が切れるのは当たり前の事だよね。その中でもドゥークの手首を切る時に、アナキンがセーバーを下から上に動かしていたのは、見ていて「ほほー」と感心してしまいました。もう一つ、キャッシークで戦うクローン兵が迷彩を施していたのにも「ほほー、迷彩だ」と感心しましたよ。

アナキンがドゥークーに対して「2倍以上強くなった」というセリフは英語で何と言ってるんだろう? 必死で聞き取ろうとしたけど、全然判りませんでした。これは次回に再チャレンジだね。何か変な字幕なんだもん。気になってるんだよね。

それと同じように気になる字幕がある。オビがパドメに「父親はアナキンか?」と尋ねた後に「残念だ」という字幕だ。セリフは「I'm so sorry」だから「残念だ」も間違いじゃないけど、ストーリーの展開でオビは薄々気づいてるはず。聞かずもがなの事を聞いてしまったんだから、「忘れてくれ」とか「すまない」とか訳した方が良かったのでは?

そしてアナキンがダーク・サイドに堕ちた事をパドメに告げるシーンで、パドメが「胸が張り裂けそう、、、/Breaking My Heart」と言うセリフだ。そりゃそうだけど、「胸が張り裂けそう、、、」は無いと思うぞ。ここはアナキンが告げた驚愕の事実によってパドメの心が乱されているんだ。能動的に心が張り裂けるんじゃないよ。もう少しどうにかならないかね。

エピソード1でグンガン族と共に戦うことが決まった時のオビの「さあ、時間が無いぞ/We Have Match Time」は「さあ、戦いの始まりだ」で、エピソード2で母親のシミの死を知ったアナキンの「ママが恋しいよ/I miss you,Mama」は「一人ぼっちになったよ」の方が良かったかもだ。


何故かグリーバスが何時もコホコホと咳き込んでる事と、グリーバスの胸を覆う鎧の様な物をオビが広げて心臓が映るカットは、何を意味してるのか全く判らなかった。映画雑誌をによると、メイスとグリーバスは過去に戦った事があって、その時にメイスによって心臓以外の臓器を焼かれたと書いてあった。それならそれで劇中で説明なりして欲しいよ。裏話的なものを知らないと意味を成さないカットを入れるのは止めて欲しいよな。ラスト近くでヨーダが瞑想しているシーンも実はクワイ=ガンと交信していたらしい。そんな事全然判らないよ。

そのグリーバスとの戦いでオビが見せた左手をチョキ(Vサイン?)にして相手に向ける構えは何? すごく楽しそうな顔をしてたよね。差し出した左手からのフォースで敵を倒したりしてたから、グリーバスが四刀流ならフォースと合わせて二刀流だぜって事なのかな?

最終的にはブラスター(銃)でグリーバスを倒してしまうんだけど、そのカットを見た時に「くすっ」と笑ってしまったよ。エピソード4でオビはルークに「セーバーはブラスターのような野蛮な武器ではなく、もっと崇高な武器なのだ」みたいな事を言ってるからね。


メイスたちの前で正体を曝け出したシディアスが2人のジェダイを倒したと思っていたんだけど、エージェン・ユラー、サシー・ティンとキット・フィストーの3人だったよ。またもや勘違いしてた。

青いメーク顔のジェダイのアイラ・セキュラが、毒花の様な花が一面に咲く星フェルーシアの毒花の下で、裏切ったクローン兵に倒されるシーンはシュールだったね。

ヨーダとシディアスの戦いのラストでヨーダのマント(ローブ)が宙を舞うカットが印象的に映されていたけど、何か深い意味があるのかな? ヨーダが持つフォースの力は実はそのマントが・・・なんてまた裏話的なものがあるのは勘弁して欲しいぞ。

オーガナがヨーダの危機を察して救助に来たと思っていたら、事前に打ち合わせしてたんだね。「タイミングが肝心じゃ」とヨーダのセリフもあったよ。だとしたら初めから勝てないと踏んでたことにならないか・・・。


ムスタファーでヌート・ガンレイら通商連合を抹殺するシーンがあっさりしている気がする。ヌート・ガンレイにとってアナキンは散々煮え湯を飲まされた憎き相手なのだから、新しいシスがアナキンであることに驚くシーンがあってもいいと思う。折角、シディアスも「新しい弟子がお礼を言うだろう」と言う字幕もあったからね・・・。それにしても「お礼を言うだろう」という字幕はトホホな感じがしてならないよ。実際は何と喋ってるのかすごく気になるよ。

パドメを乗せてムスタファーに急行する宇宙船を操縦していたのはC-3POだったんだね。1回目は全然気づかなかったよ。全くのノー・マークでした。これは凄いよね。考えてみれば、スター・ウォーズ全作品の中でC-3POが操縦するなんてカットはここだけだからね。

元々、C-3POはアナキンのドロイドで、R2-D2はパドメのドロイドだったのに、何時の間にか入れ替わってたよ。あまりにも自然で気づかなかったぞ。


アナキンがフォースの力でパドメの首を絞めている時に、何故オビは助けなかったんだろう? まさか殺すことはしないだろうと思っていたからかな? フォースの力によって、何かが行われている時は別のフォースの力が遮断されるのかもしれないと思っているんだ。

例えば、シディアスとヨーダの戦いで、シディアスが会議場のテーブルをフォースの力で持ち上げる。その時にヨーダがフォースを使って妨げるような事はしないんだ。投げられるであろうテーブルをフォースを使って方向を変える為に自分の体の中にフォースを溜めるような仕草をするだけだ。

まぁ、ジェダイのフォースとシスのフォースは違うみたいだし、ジェダイ同士が戦う事なんて無かったわけだから、何とも言えないのが正解かもね。

オビとアナキンの戦いの最中に「選ばれし者だったのに/You were choosen one」とオビが叫ぶ。対するアナキンの答えは「お前なんか嫌いだ」と、1回目の時に書いたんだけど、アナキンのそんなセリフ有りましたっけ??? 今回全然気づかなかったんですけど・・・・ もしかして勘違い?思い込み?


パドメはお腹が大きなままを装って棺で運ばれていたよね。シディアスとアナキンに子供を産む前に死んだと知らしめる為なんだろうけど、このカットの事で非常に腹を立てた事があった。

1度目に見たのは公開前のジャパンプレミア試写会だったから、ネタばれ等がほとんど流出してなかったんだ。だから「えっ!パドメは死んじゃったの?レイアの母親の記憶は?」と、俺にとって納得出来ない事が1つ増えたんだよね。それで公開後に発売されたスター・ウォ−ズ関連の本を何冊も読んでみたんだ。そしたら信じられないことが書いてある本を見つけてしまったんだ。

数年前にルーカス自身が「あれはレイアの思い違い。子供の記憶はあやふやだから」みたいな事を言ってたと書いてあったんだ。それを読んだ瞬間、一気に脱力して手が震えた。そして怒りがこみ上げてきたんだ。

あの場面は、ルークがレイアに「君は僕の妹なんだ」と告げ、母親の事を聞く。レイアは「微かな記憶しかないけど、何時も悲しそうな顔をしてた」 「僕は母さんの思い出が無い」と言葉を交わした後、父であるベイダーとの最期の戦いに望むことを伝え、「もし僕が死んだら、レイア、君が後を継げ。君にはフォースの力がある。そしてもう一つの希望なんだ」と託すんだ。

こんな名場面があんな言葉で台無しになってしまったよ。ルーカスにとってスター・ウォ−ズとは何なんだ? ルークはルーカス自身の事だって言ってたじゃないか! もうやり切れないよ。

そして数日後、映画雑誌にプロデューサーのリック・マッカラムが、その事について話しているのが載っていた。まったく同じ事を言ってたよ。何なんだ!!もう勘弁してよ。

例えばパドメの葬儀中に、今回は全く出番が無かったジャージャーに「パドメはまだ生きている。秘密裏にオルデラーンへ運べ」と耳打ちするだけで済む事じゃないか!! エピソード1でルーカスが自信満々で作り出したジャージャーがあまりにもバッシングを浴びたものだから、エピソード2ではキャラクターの変更をし、今作では一言もセリフが無しになった。最後に花を持たせても良かったんじゃないのか!!書いてる今でも思い出すと腹が立って仕方が無いよ。


色々と不満や怒りを書いてきたけど、スターウォ−ズが俺にとってそれだけ特別な作品であるからなんだよね。結局ラスト・シーンを見たかったんだと思う。エピソード4〜6の物語が何故そうなったかを、ルーカス自身が語ったり、スピン・オフで書かれていた事をエピソード1〜3という作品にビジュアル化して見せてくれた訳なんだ。

エピソード1〜3はエピソード4〜6に比べて思い入れはそんなに無いことは確かだけれど、ラスト・シーンで描かれている風景と、それを見た時の感動は、何度見ても変わらないだろうし、一生忘れる事は無いと思う。そして全シリーズを全て封切館で見る事が出来た事が俺にとっては、ほんの少しの誇りである事もね。


ダース・ヴェイダー

 

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