2005-9-3 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』 STAR WARS EPISODEV REVENGE OF THE SITH (4回目)日本語吹き替え版

スターウォーズ

土曜日は少しゆっくりと寝てから映画に行こうと思ってたら、日本語吹替え版は一日に一度の上映で、おまけに午後の一時からだそうだ。それでも少しはゆっくり出来るかな。陽射しは強くはないが、すごく蒸し暑い中、このところよく足を運ぶシネコンへ。上映時間ギリギリに会場内に入った。ゲッ!!子供がいっぱいだ。


やたらと難解な英文が並ぶオープニングは日本語吹替え版でも、やたらと難解な日本語が並んでいたよ。いきなり「戦争勃発」だもんな。やっとオープニングに何が書かれているか、やっと判ったよ。双方に英雄が生まれたんだね。片方はグリーバスで、もう片方はアナキンってことかな。

ここ何年も字幕の映画ばかりを見てたから、吹替え版は不思議な気がする。テレビで映画を見てるみたいだ。普段使ってる言葉が耳から入ってくるから、直ぐに理解出来るけど、すっと忘れてしまいそうだ。

オビが空中戦で叫ぶ「撃たれた」「飛ぶのは嫌いだ」は字幕と同じでちょっと残念。全然違うセリフのはずなんだけどなぁ。字幕が優先なのかな?

グリーバスの戦艦のエレベータ内でのオビとアナキンの会話や光線シールドに捕まった時の二人の会話を聞いてると、掛け合い漫才をやってるのかと思ってしまうよ。エレベータが停止した時にオビが「停止ボタンを押したか?」「いいえ、マスターこそ」とアナキンが返す。光線シールドの時には「おいおい、ジェダイたるものがこんな簡単に捕まっていいのか」とオビ。「マスターこんな時こそ冷静に冷静に」とアナキンが諭す。なんかトラブルを楽しんでるとしか思えないんだけど。


グリーバスの前に突き出されれ「結構ガキだな」と言われたアナキンが「あなたも結構チビだ」と言い返す。お互いの最大の敵を目の前にしてるんだもん。こういう風に口語で言った方が雰囲気が出るよね。

それとオビとアナキンが戦艦に乗り込んで来た事を聞いた時のグリーバスのセリフは「想定済み」の字幕より、「予言どおり」の方がスター・ウォーズには合ってるよね。

このあとのシーンが4回も見てるのにゴチャッとした動きでよく判んないんだ。グリーバスはバトル・ドロイドから2本のセーバーを受け取り、自分のマントの中にコレクションとして仕舞う。ちらっと映る2本のうち1本はドゥークーのセーバーみたいだから、もう1本はアナキンのセーバーだと考えて間違い無いと思う。

直後、オビとR2の打ち合わせどおり(?)R2の頭部から火花や光線が乱れ飛ぶ。その火花や光線を使い、オビは後ろ手に巻かれたロープの様な物を切り、振り返ると既にセーバーを構えてる。それと同時にアナキンはフォースでグリーバスのマントの中の自分のセーバを取り戻す。というシーンなんだけど、オビのセーバーは何処に有ったの? まさか腰にぶら下げてたんじゃあるまいし。R2のボディに隠す時間は無かったはず。そしてアナキンは縛られてなかったの?

ウータ・パウでオビとグリーバスが戦う時のオビの左手チョキのポーズはここでもみせてるのね。直ぐ直後に船の窓を壊すカットがあるから見逃してたよ。


操縦不能の船をアナキンとオビが必死になって操ってる時に、船の後ろ半分が千切れるカットで、字幕版は「何か落ちた」で、吹替え版は「軽くなった」となってた。まぁ、ここはどっちでもあんまり変わんないかな。

大気圏に突入し船全体から炎と煙を噴出しながら落ちていくシーンは見ていて圧倒される。よくあそこまで作り込んだと思うよ。C.G.だから何でも出来ると思い勝ちだけど、C.G.は何もないところから映像を作り出してるわけじゃないんだ。

例えばムスタファーのマグマは実際の川や滝で撮影した映像と実際のマグマを合成して作ってるわけだし、C.G.キャラも人の動きをキャプチャーして作り出してるんだ。燃えながら飛ぶ宇宙船なんて実際に見ることは不可能だ。想像と物理的な計算から作り出してるんだと思う。だらこそよくあそこまで作ったなあと見る度に思ってしまうんだ。

パルパティーンを送り届けた時のアナキンとオビの会話は吹替え版の方が正しかったね。字幕の「戻るので」がちゃんと「来ないのですか」となってたよ。これだけでも安心できるというものだ。アナキンのうしろにいる青い顔の人物がルーカスの娘らしい。何だか目つきが悪いんですけど。


やっぱりバルコニーで髪をとかすパドメはノー・メイクだね。何か意味が有るのかね? その後、ベッドから起き出す時は、しっかりとメイクしてたぞ。そして何度見てもパドメの家の間取りがよく判らん。細かい事にこだわるルーカスの事だから、きっちりとした間取りを決めて撮影してるとは思うが、髪をとかしているバルコニーと悪夢について話をするテラスの位置関係がよく判んないだよね。

ウータ・パウへ向かうオビと見送るアナキン。二人が交わす会話を「何処かで聞いた事があるなぁ」と、ずっと思ってたんだ。今日やっと思い出す事が出来たよ。エピソード1で新しいマスターになったオビとクワイ=ガンが交わす会話とソックリなんだ。「私は、いたらない弟子でした」「いや、お前は私の自慢の弟子だ」ねっ、ソックリでしょ? もしこのカットにルーカスの何かしらの考えがあるなら、もっともっと深く切り込んで作って欲しかったよ。

ファイターに乗り込むオビは、すごく嫌そうな表情で計器をチェックしてるんだね。本当に空を飛ぶのは嫌いらしいぞ。だったらオープニングの戦闘のシーンでの「飛ぶのは嫌いだ」の字幕と吹替えはあれでもいいかもだ。

同時にキャッシークへ向かう事になったヨーダの「ウーキーとは仲が良いからの」は日本語吹替え版ならではの味が出ていたね。流石は声優です。声で演技してるよ。そう言えばヘイデン君の印象も今日はかなり違うぞ。


ウータ・パウでティオン・メイドンと会ったオビが「グリーバス捜索の前線基地にしたい」と言ってたよね。ハッキリと憶えてないけど、字幕版では「ここにグリーバスがいるだろう」みたいなニュアンスだったと思う。もし会話が漏れてティオン・メイドンに迷惑がかかることが無いよう、ジェダイらしい心遣いをしてたんだと勝手に解釈しちゃたよ。

グリーバスの姿を見つけたオビは、しばし考えたあとにいきなりグリーバスたちの後ろに飛び降りる。そして“ニッ”と笑って「やあ」だって。どうしたんだよオビ。アナキンといる時と全然違うキャラクターじゃないか。それじゃアナキンだってば。

アナキンは作戦行動中でも、危機に陥り助けを求める者がいれば直ぐに向かおうとするよね。それを抑え自分の任務を果たせと言ってたのがオビじゃないか。ウムッと考えた後に飛び降りて「やあ」じゃ、何も考えて無い、出たとこ勝負の行動だよね。

エピソード2でカミーノに赴き、ボバと戦った時のオビも強いと思ったけど、今回の対グリーバスは強いと同時に結構無茶な事もやるんだと思ったよ。そして間抜けな事もね。バラクティルが走り出す際に左手に持ってたセーバーを落とすんだもん。しっかり握るか腰にぶら下げてなさいよ。まぁオビも若いって事かな。

そしてこのあたりのカットに昔のウェスタン映画の雰囲気を感じたのは俺だけかな。


グリーバスをブラスターで撃った後に、半分落ちかけてる体を腕だけで重そうに引っ張り上げるけど、ジェダイって助走無しですごいジャンプが出来るんじゃなかったっけ? そんなシーン何度も見たぞ。今作でもグリーバスの船のエレベーターの中でアナキンは見事な垂直ジャンプをみせてくれたよね。

ブラスターを見て「こんな物使ってしまった」は大正解のセリフだね。このセリフを聞いてほっとしたよ。「掃除が大変だ」って何なんだ!!何処から沸いて来るんだそんなセリフ。もしかしてギャク飛ばしましたかね、なっち。


そして遂に『オーダーろくじゅうろく』が発令されクローン兵たちが裏切りはじめる。そして次々とジェダイたちが倒されていく。ところで『オーダーろくじゅうろく』は無いでしょ。声優が声を作って演技しても『オーダーろくじゅうろく』って聞いた時に“カクッ”となったよ。子供も見てるからなんて事は言わせないからね。子供に元老院会議の内容や賢者ダース・プレイガスの話が日本語吹替えでも理解出来たと思えないもん。『オーダーろくじゅうろく』はどうにかして欲しかったよ。

そうそうパルパティーンがアナキンに代理人を頼む時の「目・耳・声」も「目・耳・口」だったね。これもガッカリでした。


次々と殺されていくジェダイは一人での行動だったね。ジェダイは基本的に二人で行動し、隠密的な司令の時には一人で行動する事もあるんだと思ってたから、気になってはいたんだ。でもキャッシークではルミヤーラ・アンドゥーリが写ってたね。作戦地図のような物を広げてたよ。何故キャッシークだけ二人なのか? まぁキャッシークは重要な星だというニュアンスのセリフあったから、少ないジェダイをここだけは二人にしてたと、ここでも勝手に解釈したけどね。

キャッシークから脱出する際にヨーダが乗り込んだ宇宙船は、元々キャッシークに有った物なんだよね。キャッシークに乗り込む時は帝国軍の船でやって来てるのだから、あの小さな宇宙船はウーキー用に作られている筈なんだ。大丈夫なのかね?体のサイズがあんなに違っていても。それを言えばウータ・パウから脱出する時にオビが乗った船もグリーバス用だったんだけどね。


もう味方はヨーダとオビとオーガナの3人しかいないのに、何故パルパティーンとアナキンに対して1ことを考えると1対1の方が断然面白いのは確かだ。それより万が一、ヨーダとオビがパルパティーンを倒してしまったら歴史が変わってしまうもんね。

アナキンの行方の見当が全くつかないオビに向かってヨーダが「今なすべき事を考えると自ずから答えが出る」みたいな事を言うけど、「そんな悠長な事を言ってる時かよ」とついつい突っ込んでしまう。

何故にパルパティーンはヨーダと戦う時に楽しそうに「ヒイヒイ」言うんだろう。そしてヨーダは何故、「緑色の私の小さな友人」と言うセリフにあんなに過剰に反応したんだろう。


オビがパドメに父親の事を聞いた後の「残念だ」は字幕版と同じだった。う〜ん。何に対して残念なのか、判らん。子供を祝ってあげられない事が残念なのかなぁ・・・。

メイスがパルパティーンと戦うシーンやムスタファーでのアナキンとオビが口論するシーンは圧倒的に吹替え版の方が良かったね。文字数に制限があったり、字幕を読むのに気を取られなくて済むからスクリーンに集中できるよ。

そしてやっぱり声優はすごいよ。声だけでしっかり演じてみせてるよ。パドメの悲しみ、アナキンの怒り、そしてオビの絶望がひしひしと伝わってきたよ。

エピソード4で、ベイダーは何度かオビに対して憎しみと怒りをぶつけるカットが有る事を思い出した。本当にオビを憎んでたんだね。

グリーバスやヌート・ガンレイらの作られた声はどんな風になってるんだろうというのが吹替え版を見るにあたっての心配事だったんだ。全然違和感無かったね。杞憂で終わりました。すごいね進歩してるんだね。


ダース・ベイダー

何時ものようにタトゥイーンの地平線に沈む太陽を見るオーエンとラーズの二人のカットで感動のエンディングをむかえた。さあエンド・ロールだと思ったら、声優の名前が映ったのにはビックリだ。

ヨーダの声は『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉おやじ、3POは広川太一郎だ。。。。。。。

成る程ねこうなるのね。と言う事は最後の最後に、なっちの名前を見せられることはないのね。あー良かった良かった。


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