ストリート・オブ・ファイヤー

『STREES of FIRE/ストリート・オブ・ファイヤー』

「ハリウッド女優で誰が好き?」と聞かれればつい『ダイアン・レイン』と答えてしまう。何故って?髪はブロンドで目はブルー。ハリウッド女優の条件にバッチリじゃないですか。 代表作は『コットンクラブ』と『ビッグタウン』になるんだろうな。コッポラが絡んでいたりマット・ディロンが出演してるもんね。

でもオススメは1984年の『ストリート・オブ・ファイヤー』です。舞台はリッチモンド。マイケル・パレがトム・コーディをダイアン・レインがエレン・エイムを演じる。ロックとラブロマンスが織り成す俺の好きなB級映画。

エピローグ
エレン

ロックシンガーとして成功を収めたエレンは生まれた街、リッチモンドでの凱旋コンサートのステージに立っていた。その最中に、悪の巣窟バッテリー街を牛耳るレイベンが率いるバイク軍団ボンバーズが乱入し、エレンを拉致するところから物語りがはじまる。

遠く離れた町で暮らしていたトムは、昔の恋人エレンがさらわれた事を姉のリーヴァからの手紙で知り救出するため街へと戻ることを決意する。

奪 還
トム

殺気立った街には、チンピラ達が我が物顔で横暴を極めていた。当然姉のレストランもそんな奴らがたむろしていた。そこに現れたトムだったが、あっと言う間、汗ひとつかかずにチンピラ達を退治すると、昔馴染みがいる酒場へと繰り出す

そこで知り合った女性で元兵士のマッコイ(エイミー・マディガン)を仲間に引き入れ、エレンの今の恋人であるマネージャーのビリー(リック・モラニス)らと共にエレンを救出するためボンバーズのアジト、バッテリー街へと潜入する。

燃え盛る炎、激しく飛び交う銃弾の中、エレンの救出に成功する。その戦いの中でトムはボンバーズのボス、レイベンと出会い「何時か決着を着ける」と言葉を交わす。

逃 避 行

自分たちの街、リッチモンドを目指しトム達一行の逃避行が始まった。道路が封鎖された為それまで乗っていたスポーツカーを捨て、目立たないバンをジャックする。その車は売れない黒人コーラスグループ「ソレルズ」が全国を回る為のバンだった。エレンのファンやコーラスグループまでも巻き込みながら物語りは進んでいく。

途中には一行を怪しむ悪徳警官を蹴散らすハプニングにも遭遇しながら一行はリッチモンドへと辿り着き、トムとエレンは愛を確かめ合う。

決 着
出演メンバー

ボンバーズはトムに宣戦布告をする。その事を重く見た地元の警官はトムに街を出て行くことを強制する。言葉に従い街を出ようとするトムとエレンの二人だったが、トムは自分とエレンの居るべき世界が違う事を感じ取る。そしてレイベンとの決着を着ける為、一人リッチモンドへと戻る。

街に戻ったトムが見たものは街を守ろうとする警官たちの前に圧倒的な数で立ちはだかるボンバーズだった。

トムはレイベンとの一対一の戦いに臨む。厄介物だったトムに警官が言う「トム。レイベンを叩き潰せ!」その時、街の厄介物だったトムは街の救世主へと駆け上る。

大きなハンマーで殴り合うボンバーズルールでの激しく続く戦いの末に勝利を手にしたのはトムだった。若者たちも街を守るため銃を手にし駆けつけていた。ボンバーズは去り、街に平和が戻った。

エピローグ

中断されたままだったエレンのコンサートが再開された。売れなかった黒人コーラスグループもステージでスポットライトを浴び観客から拍手を受ける。そしてエレンが登場し熱唱し始める。客席にはトムを呼び戻したリーヴァの姿もあった。

そしてステージの横にはトムとマネージャーのビリーの姿が。トムは一人で街を離れる事をビリーに告げ、エレンへのメッセージを残す。『俺はお前の衣装運びは出来ない。しかし何か起こればすぐに助けに来る』と。

会場から出る寸前、別れを惜しむかのようにステージを振り返りエレンを見つめるトム。そして前に向き直り歩きだ・・・す?歩きだ・・・す??歩きだ・・・す???(エーイ早よう歩かんかい!)

会場の外に出ると、乗り捨てたはずのスポーツカーに乗るマッコイがいた。二人は街を出て行く、姉はやさしくトムとエレンを見続ける。たった二晩の出来事でした。

でもやっぱり変だよマイケル・パレ。垂れた目と通りの悪い声は仕方ないけど、 シャツがおかし過ぎる。袖をカットしたダンガリーシャツやラクダ風のシャツにしか見え無いヘンリーネックシャツを何故着てるの?。

それと“ブカブカ”のあの吊りズボン。街に帰ってきた時のベージュのコートにトランクを下げた姿なんか、帽子被ればまさに千昌夫。ヒーローの衣装じゃないって。

反対にステージで歌うダイアンレインは19歳とは思えないほど大人びてちょっとセクシー。でも映画畑の人が考えたロッククイーンて感じの衣装だな。ボンバーズのリーダーであるレイベンを演じるウィレム・デフォーは当時29歳。なんであんなに顔真っ白なの?唇は真っ赤でおまけに上半身裸のシーンが多いし。

ストリート・オブ・ファイヤー

などなど、ついついツッコミたくなる映画だけれど、話自体は基本的に西部劇です。それにロックミュージックとアクション・バイオレンスを融合させ映像は全体的に暗め。

街のシーンはいつも同じところで撮影してる、上に高架が走っていて下に車道があるところを、カメラアングルを変えてるだけ多分シカゴだと思う、あとオープンセットも使ってるみたい。

全編に流れるライ・クーダーのギター渋くてカッコ良いです。それと場面が変わるときに『スターウォーズ』みたくワイプするところもなかなかです。

シネマ・座・リョーちんへ 健康法師の庵へ 見取り図へ