スターゲイト 『STARGATE』 1994年


監督 ローランド・エメリッヒ/ROLAND EMMERICH
主演 カート・ラッセル/KURT RUSSEL
    ジェームス・スペーダー/JAMES SPADER

監督のローランド・エメリッヒでにんまり、カート・ラッセルでハハハッ、ジェームス・スペーダーでガッハッハッ。もうたまらん。スゴイ組み合わせ。最強のトリオというより、まさにゴールデントライアングル(ちょっと違うか)


1928年エジプトのギザ高原の遺跡から巨大な石蓋が発見された。その数十年の後、石蓋は調査の結果約1万年前のものと分かった。それにはヒエログリフ状の象形文字が描かれていた。その文字の解読の為に異端の言語学者ダニエル・ジャクソン(ジェームス・スペーダー)が選ばれた。彼は石蓋に描かれてる象形文字からこの出土品が『スターゲイト』と呼ばれていたものだと告げる。

そして2年間かけて解けなかった第7の文字を2週間で解読してみせる。そのヒントを得たのが兵士が読んでいたUNIVERS TODAY(渋い)という新聞に掲載されていたオリオン座の写真からだった。象形文字が星座であり又座標でありそして地図でもある事を見つけ出す。しかしちょっと待って!。1万年前と現在では星座の位置も形も違うだろ!でもそんな事はお構いなしにストーリーは次のステップへと続いていく。


実際の研究対象は石蓋ではなくその下に隠されていた未知の金属で出来ていた真のスターゲイトだった。それを使って別の銀河への扉を開けようというもの。でもそんな途方もないことをするより未知の金属を利用する方法を考えたほうが得策だと思う。でもそうなったら映画として成立しなくなるからまぁいいか。

スターゲイトから事前に送り出された無人探査機によってもう一つの銀河がカリアム銀河系であると分かり、その銀河へ旅立つ為空軍の特別プロジェクトチームが結成される。指揮をとるのは息子を銃の暴発事故で失って以来脱け殻同然になっていたジャック・オニール大佐(カート・ラッセル)。でも何で空軍なんだろう?やってることは陸軍と変わらない気がする。


スターゲイトを通り抜け目的の惑星へと送られたプロジェクトチームの目の前にはピラミッドとオベリスク(尖塔)に似た建造物が。ダニエル・ジャクソンは近くにいた“スターウォーズ”のワンパ?風の動物の首にかけられていたロープが足に絡み引きずられるままにとある集落へと連れさらわれる。チームは追いかけるグループと待機するグループの2つに引き裂かれてしまう。

ダニエル・ジャクソンが首から下げていたペンダントを見た村人に、この星の神である“ラー”からの使者と勘違いされ一行は歓迎を受け、ダニエル・ジャクソンは長老の娘“シュリ”と運命的な出会いをする。集落の人々は神の為に物質の潜在能力を100倍に伸ばす鉱石を掘り出す為だけの存在だった。その頃到着地点で待機していた兵士たちは神からの攻撃を受け全滅の危機に陥っていた。


チームの仲間を殺したのがこの星の神であることを知ったジャック・オニール大佐は「送られた惑星が危険な場合はその惑星のスターゲイトを破壊する」という密命を果たす為到着地点のピラミッドへと戻り爆弾をセットしようとするが、又しても神の攻撃を受け、爆弾も既に神の手へと落ちてしまっていた。ダニエル・ジャクソンとジャック・オニール大佐は神の前へと連行される。ついにその二人の前に河村隆一似の神“ラー”が現れる。その“ラー”を殺そうとしたジャック・オニール大佐だったが逆にダニエル・ジャクソンが殺されてしまった。

神の怒りは収まらず地球からの一行を助けた集落への本格的な攻撃を行う。長老を中心とする神を恐れている大人たちはよそ者を助けたことの罰だと思い動揺する。ジャック・オニール大佐を殺す為の公開処刑の場に現れたのは神の力により復活したダニエル・ジャクソンだった。仲間を殺す事を強要されるが逆に神の眷属の一人を殺す。その混乱の中プロジェクトチームの残りの兵士と集落の若者たちの助けにより脱出する事に成功する。


脱出した一行と若者達は村の禁足地の洞窟に身を潜めていた。壁に描かれた文字を解読したダニエル・ジャクソンから神である“ラー”はエイリアンであり、自分たちの先祖が何処から何のためにこの星に連れて来られたかを知る。

これまでの戦いの中から神の眷属も自分たちと同じ人間であり死ぬ事を知り、長老の娘“シュリ”と息子の“スカレ”を中心とする若者たちは奴隷から抜け出す為に戦う事を決意する。

攻撃前夜の事、スカレが壁に書いていた象形文字を見たダニエル・ジャクソンは地球へ戻る為のこの星の第7の文字に気がついた。でも神の命令で読み書きは禁じられていたはず・・・さすが長老の息子。教養があるぜ。


作戦は神の居城のピラミッドに貢物を運ぶ振りをして乗り込み攻撃を計るというもの。ここでも神は一枚上手でスターゲイトを使って地球に爆弾を送るように手を打っていた。阻止する為スターゲイトへと向うがそこに神の眷属が物体移送装置(エレベータみたいなもの、上にあるものは下へ、下に物があれば入れ替わりに上へ上がる)を使い現れた。激しい戦いの最中にシュリがダニエル・ジャクソンをかばい死んでしまう。ダニエル・ジャクソンは自分が復活させられた装置へシュリを運び復活させるが、神に見つかり絶体絶命の危機におちる。

ピラミッドの外では制空権を握っている神の眷属の攻撃の前には全く歯が立たず降伏するしかない状況になっていた。その時砂漠の砂の上に長老を先頭に集落の大人たち全てが現れ長老の掛け声とともに雪崩のように押し寄せて来た。形勢は一気に逆転した。

神の眷族を倒したジャック・オニール大佐によりダニエル・ジャクソンも危機を脱する事が出来た。しかし奪い返した爆弾はタイマーの解除が不可能にされていた。事態の不利を感じた神は一時惑星の外へ脱出しようと宇宙船でもあるピラミッドを動かし始める。もう爆発まで時間がない。ダニエル・ジャクソンとジャック・オニール大佐に同じ考えが浮かんだ「そうだ物体移送装置だ!」宇宙空間にまで脱出しかけていた神のピラミッドに一気に爆弾が送り込まれ、空は大きく輝く光に包まれ、そして再び静寂を取り戻した。


勝利の時が訪れ集落の民は解放された。戦い抜いた兵士たち、子供たち、ダニエル・ジャクソンそしてジャック・オニール大佐達の間には一人前の男として、そして戦友としての友情が芽生えていた。

ダニエル・ジャクソンはこの星へ残る事になり別れの時が来た。スターゲイトの前でジャック・オニール大佐は最後に、そして初めて言う「また会おうダニエル・ジャクソン博士」と。

この映画を見終わった後いつも考える事がある。「この後この星はどうなるんだろう?地球に戻ったジャック・オニール大佐は真実を語るのだろうか?ハッピーエンドであって欲しいからダニエル・ジャクソンは死んだことになりもう一つの銀河のスターゲイトは閉じられたしまうんだろうな」というもの。でもその後すぐ「映画だって、映画。」と思い直すけどね。

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