ザ・ポリスを初めて見た夜

当時は福岡市に住んでいて1980年の初来日の時は広島までしか公演の予定がなくて「福岡は広島より田舎か?」と涙を飲むしかなかったが、翌1981年の2月、2度目の来日の時は“九電体育館”で見ることが出来た。

俺と友人2人の計3人でこの日の為に髪を茶色に染め、その上ツンツンと立てたパンクヘアーにして黒いロングコートを着て会場に乗り込んだ。

オープニングの『DON'T STAND SO CLOSE TO YOU/高校教師』のイントロで流れるベース音のすごさにビックリ。3人という最小ユニットとは思えない音の迫力もさることながら、その当時のパンク〜ニューウェーブバンドとは一線を画す卓越した個々のテクニック(元々キャリアがあるから)も見事で、もう最後までテンション上がりっぱなしでコンサート終了。

興奮状態のまま乗りに任せてメンバーが宿泊していると思われるホテルのロビーで朝まで過ごし、メンバーがロビーに降りて来るのを待っていた。 老舗のホテルと中央から進出した新しいホテルのどちらで待つか迷ったけど老舗のホテルに決めて正解だった。朝になるとスタッフが一人二人とロビーに現れて、コープランドとサマーズも降りて来た。

英字新聞を買いに降りてきたコープランドは背も高いが、顔がスゴク大きくて近くに寄って行くと神経質そうにブツブツと何か言ってた。コーヒーを飲みに降りてきたサマーズは普通のオジさんて感じ。スティングは最後までロビーに現れなくてちょっとやきもきしてた。

ポリスはメンバーからスタッフまでみんな金髪でビックリした。常時同行してる日本人スタッフも金髪にしてた。(知ってるかもしれないが、スティングとサマーズは金髪に染めてる)、コープランドの嫁(元カーブドエアのメンバー)は黒い髪のまま、ロビーを走り回ってた子供たちも金髪だった。

でもやっぱりスティングを見たいから粘っていたらスタッフに囲まれてエレベーターから出てきた。ウォークマン(当時だからウォークマンU)で音楽を聴きながらタクシー乗り場へと向かう、急いで追っかけて行くとちょうどタクシーに乗るところで、偶然なんだけどスティングと目があって“ドキッ”とした事を覚えてる。

ポリスへ 健康法師の庵へ リョーちん堂レコードへ