冷え切った体に暖かい『豚汁』

冬場のバイクは寒い。それが高速でおまけに夜中なら、言葉では言えない位の寒さだ。俺は日付も変わった頃、関越道の『高坂PA』でバイクを止めた。一気に都内の自宅まで走りきれない事も無いけど、もう急ぐ事は無いから休憩をかねてレストランへと入っていた。

ここのPAは数年前に改装されて綺麗になった。ここ数年で色んな高速のPAが改装されているけど、どこも似たり寄ったりになって特徴が無くなってここも同じ感じになっている気がする。

夜中でも結構人がいる。PAに車を止めて仮眠を取ってるドライバーも居るようだ。何か暖かい物を食べようと、食券の自販機のメニューを見た。やっぱり『うどん』かな、でも以外と高い。それにそんなに空腹でもないから、他に何か適当な物が無いか捜すと『豚汁』が目に飛び込んできた。値段は200円だ。「これに決めた」

食券を渡し、豚汁が出てくるのを待つ。店員がお椀に豚汁を入れ、俺の前に置こうとした時、後ろを振り返って豚汁に何かを入れてる。「何かトッピングでも入れ忘れたかな?」 俺の目の前に置かれた豚汁の上にはネギが乗せられてた。「やられた何で煮込み物の上にネギ乗せるかね。煮込んだ具は味が染みて旨いが、一緒に口に入るネギは冷たくて、おまけにぬるぬるしてる。煮込み物と煮込んでないネギはミスマッチだったよ。

味覚的には不満足だったけど、豚汁効果は抜群だ。元気も出たし力も出た。無事家に帰り着く事が出来た。

俺の田舎、福岡県では、『豚(とん)汁』は『ぶた汁』って言ってし、『肉まん』は『ぶたまん』って呼んでたよ。博多の方じゃ『肉まん』は『包子(ポーズ)』って呼んでた。

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