オバさんパワー

世の中には人それぞれ理解不能な出来事や対象がある。例えば猫の意味不明な行動。ハムスターの小さな脳で考えてる事なんて分かる筈も無い。でも同じ“ヒト”であるのにオバさんたちの行動も時として理解不能な行動を見せてくれる。

地下鉄などで座席を取りそこなった後に直ぐキョロキョロと車内を見渡し、座れる席が無い事が分かると顔全体に絶望感が広がること。または観光地に向かう列車の中で延々と続く終わりの無い会話。団体で行動してるオバサンたちのバッグには肩ヒモか握りのところに必ずといって良い位ハンカチが巻かれてる等など。俺にとっては理解不能な事ばかりだ。つい最近遭遇したオバさん三態も強烈だったなぁ。

 

渋滞中の山手通りをバイクでスリ抜けしてると対向車線の歩道から自転車に乗ったオバさんが山手通りを横断しはじめるのが視界の片隅に入った。このまま走るとナイスなタイミングで轢いてしまいそうなので、止まる寸前のスピードまで落として前方を見ていたら何の確認もせずに車の間から現れ車の間に消えて行った。確かに車は止まっていたけどバイクやスクーターが走って来るなんて事、全く考えも付かないんだろうな。自分も自転車で道路を横断するという無茶やってるのに。
一体オバさんの頭の中はどんな回路が入ってるんだろう。

 

営団地下鉄有楽町駅でオバさんが乗り越し精算をして改札に向かってる。次に並んでた人が「忘れてますよ」と声をかけた。オバさんは「いいの、いいの」と言いながら改札を抜けようとする。“ピンポーン・ガチャン”通せんぼだ。だからその取り忘れたキップで通るんだってば。何でかなー、そのキップを何故必要じゃないと思うのか、俺には理解できないよ。

 

オバさん二人がそれぞれ自転車に乗って 「そうそう、そうなのよ」 「でも、それはあれよ」と大声で全く噛み合ってない事を好き勝手に言いながら、俺の方へ向かってくる。目の前の小さな交差点の信号は赤だ。片方のオバさんが信号に気付いて「赤よ、赤!」と言ってるが、もう片方のオバさんは「えぇ、えぇ、そうそう」と意味不明な会話を続けてる。俺の左手の方から車が走って来た。「これはやばいタイミングだ」 その時オバさんはやっと気付き急ブレーキを掛けた。そして自転車から降りた。一体自転車に乗ってる時に何を見てるんだろう? あの意味不明な会話は何? そして何故自転車から降りるの?

1つ過去へ←<< 2002-12-27 >>→1つ未来へ

『ダブル・ラッキー』へ 『健康法師の庵』へ