白煙と共に

 

アパートの外装工事が先月の初めの頃からはじまり、バイクをアパート裏のスペースから表に出す事が出来なくなったので、仕方なく電車で会社に行っていたんだ。今月の半ば頃には終了していたんだけど、何となく乗る気がしなくて、今日まで日にちが経ってしまった。年明けからは再び乗るつもりだから、エンジンでもかけとくかと、イグニッションをONにし、チョークを引き、セルボタンを押した。


“キュルキュル”とセルが回ったかと思ったら、“ババババッ”という凄い音と同時にサイレンサーからが出てるじゃないか!「ウワー!ヤバー」と焦っていたら、最後に“ドッバーン”という爆発音がし、50cmもあろうかという炎が飛び出し、ストンとエンジンが止まった。唖然としてると、ガソリンタンクの下に有るエアクリーナーボックスから“モワモワモワー”と白い煙が出て来て、バイクの周りを漂いだした。

向かいの家からオジさんが出て来て「どうしたの?」と聞かれるし、ちょうど帰ってきたアパートのニイちゃんからは「凄い音してましたよ」とか言われた。そんな事聞かれたって何が起こったのか知りたいのは俺の方だよ。セルを回してみても“キュルキュル”と回るだけで火花が飛んでる気配が全く無しだ。思いっきりプラグがカブってしまったようだ。カァー参るぜ。


今までも数ヶ月間バイクを乗らない事は何度かあったけど、少し手こずるが、必ずエンジンはかかっていたんだ。「うーん」と考えて、1つの答えにたどり着いた。先月の末に急に実家に帰らなきゃいけない時に、「外装工事でバイクを動かさなきゃならない時があるかも」と大家に言われてカギを渡していたんだ。東京に戻った時バイクは動かされていた。その動かした時に、工事の若い作業員が、イグニッションをONにした状態でアクセルを何度か“ブォンブォン”と捻ったんだと思う。確認は出来ないけど、それしか考えられない。

最近のバイクはハイテクが進み、アクセルの開け方に対応して安定したガソリン量が送られるように、センサーや電磁ポンプが装備されてるんだ。だからエンジン停止状態で、イグニッションがONの時は、アクセルを開けることはご法度なんだ。あーっもう!何てことしてくれたんだよ。何度かセルを回すうちにバッテリーが死んじゃったよ。ジ・エンドだ!!年明け早々パーツショップに行って、バッテリーとプラグを買ってくるしかないじゃないか!カーッ!いらん出費だ。

今年は最後まで色々な事があった。人生感が変わった年でした。来年は良い年で有りますように。

1つ過去へ←<< 2003-12-31 >>→1つ未来へ

『ダブル・ラッキー』へ 『健康法師の庵』へ