あまりにもソックリな人

 

そこそこ混んでる山手線の吊革につかまりながら、車中の風景が映り込んでいるガラス窓を見ていたら、俺の斜め後ろにいる老人の事がすごく気になった。あの風貌は? まさか? 老人の前で数人の中学生の男子がウロウロしているので、なかなか確認が出来ない。


新宿駅でその老人が降りそうになったので、振り返って風貌をしっかりと自分の目で見た。長く伸びた白髪、同じく長く伸びた髭。見事なまでの鷲鼻、そしてロング・コート。流石に帽子の形は違うけど、すごくソックリだ! 俺は心の中で問い掛けた。「ダンブルドア校長ですよね?」 本人じゃない事は百も承知だけど、本当にソックリだったんだ。あれほどソックリな人を見かけるとは。

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