もう切れてしまいそう

 

毎日バイクに乗っていると、走りなれた道でもたまに「ヤバイ! 事故る」と思うシチュエーションに出交わす事がある。


今日も何時ものように、放射36号線を走り、環状6号線に出るために渋滞している本線から右折レーンへバイクを移動させた。目の前は1台の車もいない。いわゆるオールクリアというやつだ。

左側の混み合う車線の中で、妙な動きをする車が目に入った。直進レーンから車線変更して右折レーンに入ろうという動きじゃない。気になるのでアクセルを戻し確認すると、路地から道路に出て来た軽トラが、そのまま走行車線を横切り、渋滞で止まっている車の前や後ろを抜けながら右折レーンに出て来た。俺から見ると、軽トラの横っ腹が見えてたよ。無茶するよな! あのままアクセルを戻さなかったら、タイミング的にやばかったな。


環状6号線を南下し、補助76号線へ左折して入り、しばらく走っていたら、タクシーに追い付いちまった。この道は片側2車線の道路だが、左の車線は駐車車両が多いので車は右の車線を走ってる。このシチュエーションでタクシーを左側から抜くのはちょっと危険だ。空車なら客乗せで急に左に寄ってドアを開けるし、客を乗せている時は急に右左折をするからね。


一旦左の車線に移動して前方を見る。タクシーを待ってるような人がいない事を確認して、「さぁ、抜くか」と、アクセルを開けようとしたその時、サラリーマンが歩道の端まで走って来て手を上げた。俺とタクシーは同時に行動を起こした。俺はブレーキを掛けながら右車線に向かってバイクを傾けた。タクシーはブレーキランプを点灯させ左車線にハンドルを切った。普通はそれでタクシーを右側からパスして何事も無く通り過ぎるはずが、タクシーの運転手が後ろにいる俺に気付いたらしく、中途半端な位置でハンドルを戻したため、タクシーの右後方が俺の目の前に位置する羽目になった。

ガツンと強目にブレーキを掛けた直後にバイクを大きく右に傾ける。瞬時にブレーキレバーから指を離してアクセルオンだ!! どうにかタクシーの右横を通り過ぎたぞ。あーっもーっ! ビックリさせるなよな!!


ブツブツと一人文句をいながら先へ先へと進んだ。渋滞が激しくなってる。右車線だけ混んでるから左車線からスリ抜けだ。左車線は相変わらず駐車や停車の車が多いから道路の幅が狭い。歩道や横道から人や自転車、車が出てくるかもしれないから十分注意しなきゃね。

ホイホイ快調にスリ抜けだ。ん?今、渋滞してる車でよく見えなかったが、対向車線で何かが動いて消えたような気がしたぞ。スピードを落としてっと。右前方の大型ダンプの先は・・・? ほらー、車1台分のスペースが空いてて、そこに対向車線から右折してきた車のボンネットが出て来た。危ない危ない。


補助76号線から放射7号線を走り抜け環状2号線との大きな交差点を通り抜けると会社はすぐ目の前だ。信号を左折する為に左ウィンカーを出し一番左の車線に入り左折の準備だ。横断歩道の辺りの歩行者は・・・? 何だか右側から凄い圧迫感を感じるぞ。ゲゲッ!! 右を走っていたトラックが左折の為に俺の方へ寄って来て前を塞ごうとしている。俺が見えないのか!! これだけ続くと流石に切れそうになるよ。一気に加速して先に左折してやったよ。


会社に着くまでのたった20分位の間に4度も危ない目に合うとはね。長年バイクに乗ってると危険を感じる嗅覚が発達するみたいだね。あーっ事故らなくて良かった良かった。

1つ過去へ←<< 2004-01-30 >>→1つ未来へ

『ダブル・ラッキー』へ 『健康法師の庵』へ