ドドンパとASIMO君

 

今日も元気に『猫写』だ。下町や路地が続く町を訪ねることが多いが、今日は繁華街だ。それもお洒落なね。午前中から麻布十番〜六本木と歩き、どちらの街でも『猫写』した。そして今は、赤坂の街を歩いている。赤坂も通りから一歩中に入ると昔の町並みが残っていた。


今、俺たちは神社の裏手に立ち止まり、境内を覗いてる。境内には数人の警察官が物置小屋のような建物の周りを見回り、地面を見つめたりして何かを探してるみたいだ。すごく気になったので、俺らも中に入ってみたが、これ見よがしに近づくのは気が引けるし、何も好き好んで警察官に近寄る事は無いので、まずは神社の中を散策する事にしたんだ。


歩いて行く先に本殿があり、横には数多くの絵馬が奉納されていた。何気なく絵馬を見つめる俺は違和感を感じていた。絵馬には『健康になりますように』『試験に合格しますように』などは書かれてなくて、『ひろしに着いて行きます』『ヒット祈願』『ドドンパ』などが書かれていた。ひろし、ヒット、ドドンパ、何じゃこれは? なんか催しでもあったかな? その瞬間俺は行動を起こした。神社の裏手から入ったから気付かなかったんだ。閃きは当たってた。『氷川神社』だよ。『氷川きよし』だよ。でも何で赤坂の氷川神社なんだ? 氷川神社は全国至るところにあるぞ。う〜ん。

え〜っと、氷川きよしのレコード会社は? クラウン? 違う違う。確か、コロムビアだ。コロムビアは赤坂の通りの名前になってる位だから、赤坂に有るはずだ。そして『氷川きよし』だから『氷川神社』だ。その2つが合わさるのが、ここなんだ。へぇ〜。あーっ神社の裏手に猫がいるぞ! パチリ。ところで警察官は何をしてたんだろう? もういいか。赤坂という地名が示すように坂ばっかりの街だ。ところで、赤坂という坂は何処にあるんだろう?聞いたこと無いなぁ。


赤坂の街でも猫に会えて心は嬉しがってるけど、体の方は歩き疲れてヘトヘトだ。休憩しないともう駄目だ。目の前に見えるのはホンダの本社ショールームだ。よく歩いたなぁ。ショールームで休憩だ。

俺と、俺と何時も一緒にいる『散歩大好き』な人は大型スクリーン近くのテーブルに着いた。スクリーンでは昔のF1はGPの映像を絡めたホンダストーリーのようなビデオが流されてた。そのスクリーンの横にロボットが立ってた。ASIMO君だ。背丈は10歳児くらいだろうか? 大きくデフォルメ目とキョロキョロと見渡す仕草が可愛い。「おーい」と手を振ると、首を動かしてこっちを見るんだ。何だか面白いぞ。それから何度もそうやって遊んだよ。


しかし落ち着いてASIMO君を見ているうちに、単にキョロキョロとしてるんじゃなくて、ショールーム全体を見るように顔を動かしているようだ。その動きから察するに、どうやら監視カメラの役目も果たしてるみたいだ。もし、そうならASIMO君の視線をモニターしている人は、俺らのお馬鹿な行動を見て笑ってたのかもしれない。笑ってたつもりが笑われてたって事か。

まぁ、そんな行動を取ったお馬鹿は今までに何人もいただろうから、もう見飽きてるとは思うけどね。

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